1歳半を過ぎると食べられるものが増えてきて、おとな顔負けの食欲をみせてきます。けれど、からだが未熟な幼児期は、おとなとまったく同じ食事だと食べづらいことも。親子でいっしょに、おいしく食べるための考え方を紹介します。

「食べる機能」がそろっていない幼児期

開始のサインは?

離乳食ではパクパク食べていたものも、幼児になると急に食べなくなったという声を聞くことがあります。ただそれは、好き嫌いというよりも、「食べにくい」から食べないだけかもしれません。

幼児はおとなと比べて、咀嚼や消化の機能が未熟です。そのため、おとなと同じ食事だと食べづらいことがあります。たとえば、奥歯が生えそろわない頃は、ペラペラしたものをすりつぶせず、飲み込むことができません。噛む力が弱いので、かたいものは苦手ですし、塩分や脂質が多いとうまく消化できず、からだの負担になってしまうことも。

やわらかく煮たり小さくきざんであげたりと、食べにくさを解消してあげるとあっさり食べたりするので、離乳食が終わってもしばらくは、子どもの成長に合わせて、食べやすくする工夫が大切です。

親子でいっしょに食べられるともっとおいしい!

親子でいっしょに食べられるともっとおいしい!

けれど、子どものために「特別に作り分けなくちゃ」と気構える必要はありません。おとなのごはんをベースに、食材の大きさやかたさを変えたり薄味にしたりと、ちょっとした工夫を加えたら親子でいっしょに食べられます。

おとなが「おいしい!」と食べているものに子どもは興味をひかれますし、なにより、同じものを食べていることが子どもにとってもうれしいものです。酸味や苦みなど繊細な味もわかってくるので、慣れない味でも少しずつ食卓に出して、味覚を育む機会を増やしてあげてください。親子で楽しく食卓を囲んで、食の世界を広げていきましょう。