離乳食の基本的な考え方とコツを専門家がアドバイス。

「取り分け離乳食」なら、おとなの食事と離乳食を同時に作ることができて便利!

離乳が進み、1日3回食になってくると離乳食作りもたいへん。「朝、食べさせたかと思ったら、もうお昼のしたく。」ママは1日中離乳食のことで頭がいっぱいになりかねません。そこでおすすめしたいのが「取り分け離乳食」です。
「取り分け離乳食」とは、おとなのメニューと同じ食材を使ったり、調理途中のものを取り分けて作る離乳食のこと。おとなの食事と離乳食をほぼ同時に作ることができるので、毎日の食事作りがとても楽になります。初めての赤ちゃんの離乳食作りに悩むママにこそ、おすすめの方法です。

「取り分け」するには和食がおすすめ。赤ちゃんが食べやすい素材選びも大切。

「取り分け離乳食」は、和食がおすすめ。煮物やみそ汁なら、油分がひかえめですし、食材がたくさんとれます。野菜などはおとな用に大きく切って加熱したほうが全体的にやわらかくなります。また、おとなが食べる刺し身は、鮮度がよいから安心。赤ちゃんには、ゆでたりソテーしてあげるとよいでしょう。
一方で、脂の多い肉やいか、貝類など、歯ぐきでつぶし切れないものは、離乳食には向きません。買ってきたお惣菜なども、味が濃すぎたり、辛みや脂肪分の多いものがあるので、おすすめできません。

取り分け離乳食3つのポイント

1素材選びが大切

  • 赤ちゃんにも食べやすい食材を使っておとなの食事を作る。
  • 野菜や果物などはできるだけ旬のものを選ぶ。

2味付け前に取り分ける

  • 薄味に仕上げるために、おとな用の味付けをする前に取り分ける。
  • 赤ちゃん用は、だしや野菜スープで味を調える。

    炒め物など、味付けしたあとに取り分ける場合には、取り分けたものにお湯を加えて蒸し煮にすればOK。

3かたさや大きさを工夫

  • 取り分けた食材は、さらに加熱してやわらかくする。
  • 赤ちゃんが食べやすいよう、月齢に応じてきざんだり、とろみを付ける。

    とろみ付けは片栗粉のほか、納豆、オクラなどのネバネバ食材と混ぜるだけでOK。「おかゆ」に混ぜてとろみを付けるのもおすすめ。

おとなと同じものが食べられるから、赤ちゃんの「食への興味」も広がります。

おとなの食事と離乳食を同時に作れると、家族みんなで食卓を囲めます。その席で「おいしいね」「上手だね」と、ママやパパがたくさん声をかけてあげれば、赤ちゃんも食欲が出て、食事の時間が楽しみになります。

また、赤ちゃんは「パパやママと同じものを食べる」こと自体がうれしいもの。食べられる食材が増えたり、「食べること」への興味もグンと広がっていくと思いますよ。