1歳半~2歳

「お手伝い」をさせるのは、まだ早いでしょうか。

1歳7カ月の女の子です。食に興味を持ってほしいので、たまには台所仕事をいっしょにできたらいいなと思っています。1歳ではまだ早いでしょうか。

お話: 保育アドバイザー 深津 高子(ふかつ たかこ)

1歳児にもできるお手伝いはたくさんあります。

まだ、お手伝いなんて無理、と思うかもしれませんが、大丈夫。意外と責任を持ってやりとげてくれると思いますよ。
たとえば、ミニトマトのへたをとる、玉ねぎの皮や豆類のさやをむく、レタスやキャベツをちぎる。えのき茸をほぐす。1歳7カ月でも、できることはたくさんあります。
子どもは手を使うのが大好き。なんでもまねをしたがり、手を使いたがる時期に、そのやりたい気持ちにこたえてたくさん手を使わせることで、 その子がもともと持っている力を存分に引き出せると思います。
ふだんから、「この作業はこの子が好きそう」とか「これならできそう」という視点で台所の仕事を見てみてください。そして、子どもにできそうな作業を見つけたら手伝ってもらいましょう。
台所の近くに、安全に作業ができる場所を用意し、「皮をむいたのはこっちに入れてね」「まだむいていないのはここね」というように分別の仕方を教えてあげましょう。 

「いっしょにつくった」達成感が自信に。

大事なことは、お手伝いしてもらったら、「あなたのむいてくれたお豆がごはんに入っているよ」とか、「レタスいっしょにやったよね」と必ず声をかけること。お母さんの言葉によって子どもには、「私もごはんづくりに参加したんだ」という達成感が生まれ、生きていく自信につながります。
こうやっていっしょにごはんの支度をしているうちに、食事とはでき上がったものがぱっと出てくるのではなく、いろいろな人が関わって、いろいろなプロセスを経てできていくのだ、ということを伝えることもできると思います。そういう体験の積み重ねが子どもの成長にとってとても大切ではないでしょうか。

※記事の情報は2015年6月現在のものです。