7、8カ月頃

ウイルス性の胃腸炎が流行っていると聞き、心配です。

8カ月の女の子です。ウイルス性の胃腸炎が流行っていると聞き、心配です。 夫の会社でもノロウイルスなど、ウイルス性の胃腸炎が流行っていると聞き、赤ちゃんにうつらないか心配です。日ごろの予防法や、赤ちゃんがかかったときに気をつけることを教えてください。

お話: 小児科医 佐山 圭子(さやま けいこ)

ひたすら手洗いが大切。ロタウイルスは予防接種も。

ノロウイルスやロタウイルスにはアルコール消毒は効果がなく、ひたすら手洗いが大事です。また、ノロウイルスにはありませんが、ロタウイルスは予防接種があります。ロタウイルスは重症化しやすく、入院になるケースも多いため、予防接種もおすすめです。

もしも家族がかかった場合は、汚物の処理をていねいに。

手洗いをこまめにすることで予防はできますが、もしも、家族がかかったときには、まわりに広がらないようにするために、汚物の処理をていねいにすることが大切です。吐いたものや下痢を処理するときには、アルコールでなく塩素系の漂白剤での処理が有効です。汚物はビニール袋に入れて、口をしっかりしめ、生活空間の外に出しましょう。家の外、ベランダなどです。

赤ちゃんがかかった場合は脱水に気をつけて。

嘔吐や下痢の症状が出るため、かかってしまった場合は、脱水に気をつけます。吐気が強いときは無理ですが、少しずつ飲めるようになったら、経口補水液 (※)を飲ませましょう。5分に一回くらい、こまめに少量ずつ。大量に飲ませると吐きやすいので、気をつけましょう。おしっこが出ているかは脱水のめやすになりますので、常に注意しましょう。下痢がひどいとおしりもかぶれやすくなります。こまめにおむつを替えたり、できればお湯で洗い流すなどして、やさしくケアしてあげてください。
気をつけていても、かかってしまうこともあるでしょう。病気はすべて予防できるわけではなく、それは誰の責任でもないので、できることをしてあげたらいいのです。病気になるというのは、それだけ強いからだになっていくということですから。
※経口補水液…市販品もありますが、家庭で簡単に作れます。作り方は、湯冷まし1リットルに、砂糖大さじ4と1/2、塩小さじ1/2を混ぜて。あればレモン汁などで風味付けを。

※記事の情報は2015年11月現在のものです。