12~18カ月頃

思いどおりにならないと噛みつくようになりました。

1歳6カ月の男の子です。このところ、思いどおりにならないと噛みつくようになりました。愛情不足でしょうか?

お話: 医学博士 田村 幸子(たむら ゆきこ)

子どもなりの表現のひとつです。

愛情には関係なく噛む子は噛みます。これは「泣く」「怒る」と同じように、その子なりの精一杯の表現方法です。1~2歳というのはとくに噛む子が多いのですが、言葉の発達と関係していると考えられています。自分がしたいこと、したくないと思っていることをうまく相手に伝える言葉や表現ができないため、「噛む」ことで気持ちを伝えようとしているのです。
実際には次のような状況が考えられます。
□ おもちゃなどがほしい、またはあげたくない。
□ したくない、やめたくない。
□ かまってほしい、そっとしておいてほしい。

状況に応じて、気持ちを表す言葉を教えてみて。

噛む時期は、友だちとあそぶときは目を離さないようにしましょう。観察していると、噛むときの状況もわかりますから、「おもちゃであそびたいのね、貸してって言おうね」など、状況にあった言葉を教えてあげてみて。困った行動をするとお母さんは悲しい気持ちになりますが、言葉がするすると出るようになるとおさまることが多いので、辛抱強く見守ってあげてください。

※記事の情報は2017年4月現在のものです。