1歳半~2歳

おかずだけ食べてごはんを残します。おかずの量を減らすべき?

2歳の幼児です。おかずや汁物などから先に食べて、ごはんにたどりつく前に「おなかいっぱい」と席を離れてしまいます。おかずを減らしたほうがいいのでしょうか。栄養バランスが心配です。

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

続くようなら、おかずの量を見直してみても。

親としては、できればおかず・汁物・ごはんを順番にバランスよく食べてもらいたいですね。しかし2歳頃ですと、まだおかずとごはんをいっしょに口に入れて食べることは難しい時期です。
もしかすると、ごはんは味があまりないのでおいしいと感じられず、食べやすい汁物とおかずを先に食べて、ごはんは食べ残すのかもしれませんね。
おかずや汁物でおなかがいっぱい、という状況が続くようなら、おかずと汁物の量がお子さんには多いのかもしれません。量を見直してみてもよいと思います。

ごはんにもひと工夫して、食べやすく。

たとえばごはんを小さく1~2個握ってあげて(ほんのひと口かふた口分)、様子を見てみてください。おかずと汁物は少し減らし、ごはんも食べられたら「全部食べられてよかったね」と言ってあげましょう。少しずつごはんが食べられるようになったら、だんだんとおかずと汁物とごはんの量のバランスを整えていきます。
2歳頃の1食のめやす量は、ごはんは80g~100g、おかずはたんぱく源が肉や魚なら30g、野菜類は50~70g、汁物の汁の量は60~80mlです。

ごはんの量が少ない日が続くときは、ごはんとおかずを混ぜたり、チャーハンや炊き込みごはんを活用してもOKです。また、炭水化物をおかずやおやつで補うのもおすすめです。おかずにイモ類やマカロニなどを加えたり、おやつをおにぎりにしてもよいでしょう。

※記事の情報は2023年10月現在のものです。