7、8カ月頃

離乳食にアボカドは使えますか?

8カ月の男の子です。現在、2回食です。たんぱく質は豆腐、白身魚をメインにしています。今のところアレルギーは出ていませんが、卵はまだ与えず、肉類もゆっくりにしています。離乳食にアボカドは使えますか?

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

7、8カ月頃から、少量ずつ試してみてください。

離乳食にも慣れてきて、炭水化物類(米がゆ)、野菜・果物類、たんぱく質の多い食品(豆腐・白身魚・ささみ)の3つのタイプの食品を食べるようになった7、8カ月頃から、少量ずつ試してみてください。
ゆでたり電子レンジで加熱した方がアレルギー・衛生面での危険性は少なくなりますが、生で食べても、皮膚の症状(かゆみやじんましんなど)、嘔吐・下痢(便のようすが大きく変わる)などがなければ、食べさせて大丈夫です。
海外では、離乳食を始めた頃からあげるところもあります。日本では、今まで離乳食にはあまり使われてきませんでしたが、ようすを見ながらあげても構いません。

アボカドは、生の果物の中では最も高エネルギー、高脂肪。

アボカドは100g中15.5gの脂肪を含んでいて、100gで176kcalと、生の果物のなかではもっとも高エネルギー、高脂肪です。アボカドばかりたくさん食べて、他の食品を食べないようなら量は加減してください。

取り分け量は、1食あたり
・7、8カ月頃 5~10g
・9~11カ月頃 10g
・12~18カ月頃 10~15g
をめやすにしましょう。
[参考文献:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」]

※記事の情報は2023年3月現在のものです。