3歳~5歳

公園あそび程度でも脱水症になりますか?

3歳の男の子です。夏でも外あそびをしますが、公園であそんでいるだけでも脱水症になるのでしょうか?

お話: 小児科医 田村 幸子(たむら ゆきこ)

脱水症は、ふつうの生活のなかでも起こります。

子どもや乳児は体の水分量が多く、さらに汗っかきなため、おとなに比べてたくさんの水分を必要としています。しかも真夏などの温度が高いときは、汗などで多くの水分を体外に排出しているので、あそんでいるだけ、室内で寝ているだけでも脱水症になることがあります。高度の脱水症になると命の危険もあるので注意が必要です。

初期の脱水症状を見逃さないように。

次のような症状がみられたら、すぐに涼しいところに移動し、水分だけでなくイオン飲料などを与えましょう。水分を充分に飲めていないとき、目がくぼんだ感じになるといったときなどはすぐに受診が必要です。
・おしっこの量や回数が減る
・唇、口の中が乾いている
・よだれがいつもより少ない
・おしっこが濃い

水分補給は“こまめ”に。
イオン飲料は飲みすぎに注意を。

子どもはあそびに夢中でのどの渇きに気づかないことがありますので、おとなが水分補給を促して。一気に冷たい飲み物をとると胃腸に負担になるので、補給のポイントはこまめに少量ずつ。
また、イオン飲料は飲み過ぎないように注意を。最近イオン飲料の飲み過ぎでペットボトル症候群(糖分を含む飲料を長期間飲みすぎて高血糖状態になること。からだのだるさや重症化すると意識がもうろうとすることもある)になったり、電解質のバランスが崩れる症例も報告されています。ふだんの生活ではお水やお茶で充分です。卒乳直後の方は、母乳やミルクを飲まなくなった分、意識して水分補給をしてあげましょう。

※記事の情報は2017年6月現在のものです。