免疫が完全についたとは言いきれません。地道な予防を。
風疹は咳やくしゃみでうつる、感染力の強い病気です。感染すると38℃前後の高熱が出ると同時に、小さな赤い発疹が出たり、耳の後ろや脇の下がはれる、などの症状が出ます。まれに脳炎などの合併症を引き起こすため、現在は公費(無料)で受けられる予防接種の対象となっています。
1回目の接種でおよそ9割の人に免疫がつくと言われていますが、免疫がつかないこともあるため、2回の接種が推奨されています。つまり、風疹の免疫は予防接種を1回打てば完璧につく、ということではないのです。
地道な方法ですが、まずは飛沫感染を防ぐ基本的な対策(外出から帰ったら手をよく洗う、うがいをする、人ごみではマスクをつける)などをしっかり行いましょう。これは子どもだけでなく、親も同様に気を付けてくださいね。