離乳食のすすめ方 9~11カ月頃(後期・カミカミ期)
いよいよ3回食にステップアップ。家族みんなで食べる機会を作り、いっしょに「おいしいね!」を味わえば、赤ちゃんの食欲も増します。
また「奥の歯ぐきでつぶす」ことを覚える時期で、自分で食べたい欲求が強くなってくる頃。おおらかな気持ちですすめるためにも、汚れても片付けやすい環境作りを心がけましょう。
目次
1.離乳後期に入るサインは?
1口をもぐもぐして食べる
絹ごし豆腐くらいのかたさのやわらかいかたまりを、口を動かして食べていればOK。

21日2回の離乳食を食べている
ほぼ安定して2回食べられていればOK。食べ物をじっとみたり、手でつかんで口に運ぼうとする様子もポイント。

生後9カ月頃からのことが多いです。
2.離乳後期はどんな食材をあげる?
かたさ
「バナナ」ぐらいの赤ちゃんの歯ぐきでつぶせるかたさがめやす。

種類・献立・めやす量



献立例
・朝・昼・夕の1日3回の食事にしていきます。3回目の食事は、あまり夜遅くならないように。
・食べられる食材を増やし、炒め煮やトーストなどの調理法も取り入れて。おとなの食事から味付け前・薄味のものを取り分けても。塩、しょうゆ、みそなども少量なら使えます。
・炭水化物、ビタミン・ミネラル類、たんぱく質の3種の食材を取り入れるとバランスがよくなります。1週間ぐらいでみて、いろいろ食べられるようにしていきましょう。

食事から栄養をとる割合が増えてきますが、母乳・ミルクもまだまだ必要です。
3.離乳後期はどうやって食べさせればいい?

食べさせるときは丸みのあるスプーンを使い、下唇にのせて、口が閉じるのを待ちます。食べ物に手が届きやすい位置へテーブルといすを調整して。自分で食べたがるなら、見守りながら手づかみさせて。前歯が生えたら、やわらかめのものをかじり取る練習をさせてあげましょう。
4.離乳後期のスケジュール例
3回目の離乳食は、午後7時頃までに食べ終えられるとよいでしょう。離乳食のあとには、母乳かミルクを飲ませます。このほかに授乳のリズムの沿って、母乳は欲しがるだけ、ミルクは1日2回程度飲ませましょう。




