9~11カ月頃

離乳食は毎日同じ時間でないといけませんか?

9カ月になる乳児です。私にべったりで、台所に行こうとすると泣いたりぐずったりで大変です。そのためなかなか離乳食の準備ができず、時間がまちまちになってしまいます。毎日同じ時間にあげなくてはいけませんか?

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

機嫌よく食べるのなら、多少時間がずれても大丈夫です。

9カ月頃になると、はいはいしたり、つかまり立ちしたり、動きが活発になります。また、人見知りをして、遊びたいときや安心したいときに保護者を探すようになりますね。べったりで台所に行こうとすると泣いたり、ぐずったりするのは、順調に発達しているからと思われます。待っていられるようになるまで、たくさん遊んであげながら成長を待ちましょう。
多少時間がずれていても、赤ちゃんが機嫌よく離乳食を食べているようならかまいません。おなかが空きすぎてしまって、食事の前に母乳やミルクを飲んでしまうなどで離乳食が進まないようなら、時間をかけずに用意して、離乳食が楽しく食べられるように考えていきましょう。

うまく食べられない場合は離乳食を手早く準備する工夫を。

離乳食を手早く準備するコツは、赤ちゃんがお昼寝をしている間に作ったり、まとめて調理して冷凍ストックを作ったり、おとなの食事からの取り分けを中心にしたり、ベビーフードやすぐに食べることができる食材を活用したりです。しばらくは、家族のおとなの方に離乳食やそのストック作りをやってもらうとよいですね。

●お昼寝の間などに作っておく
離乳食は、調理後すぐに冷蔵したものを、その日のうちなら(24時間程度)食べさせてかまいません。食べさせるときは、電子レンジや直火で再加熱して適温まで冷まして。

●冷凍ストック 
おかゆはまとめて作って1食分ずつにして、パンも1食分の量に切って冷凍して。野菜類や魚・肉などのたんぱく源も、加熱して食べやすい大きさにカットしたりほぐしたりして1回分ずつ取り出しやすいようにして冷凍しましょう。
野菜類とたんぱく源を組み合わせて、おかゆなどをプラスすれば1食になるセットや、野菜もたんぱく源も入れたパンケーキやリゾットなど、それだけで1食になるようにしたものも便利です。

●おとなの食事からの取り分け 
みそ汁やスープなどを、赤ちゃんが食べやすい野菜類(根菜類や、煮るとやわらかくなるブロッコリー、かぼちゃ、葉物なら葉の部分など)や赤ちゃんがもう食べることができると確認済のたんぱく源(豆腐、魚類、鶏や豚のひき肉など)を入れて作り、味付けをする前に具やスープを取り分けたり、でき上がりから味を薄めたりして。

●ベビーフード
ベビーフードは、赤ちゃんが食べることができる食材で、大きさやかたさが赤ちゃんにあっているものを選びましょう。食べさせる前には、食感、味、温度などをおとながひと口味見して確認して。食べる量はそれぞれ違いがあるので、多すぎる場合は適量に調整し、足りない場合は他の食材を補って。

●赤ちゃんがすぐに食べることができる食材を準備
9か月頃でしたら、ひきわり納豆、食塩不使用水煮ツナ缶、プレーンヨーグルトなどはそのまま食べることができる赤ちゃんが多いです。食パン、ロールパン、きな粉、バナナなどは、食べやすい大きさにしたり、水分にひたしたり、つぶしたりすれば大丈夫です。赤ちゃんの様子に合わせて、すぐに食べることができる食材を準備しておきましょう。

※記事の情報は2024年5月現在のものです。