食中毒の原因は、食べ物全般にひそんでいます。
食中毒というと魚介類や食肉、卵をイメージしますね。しかし食物そのものが原因となるだけでなく、調理器具や人の手指を介して感染することも少なくありません。たとえば、食肉を扱った調理器具を洗わず使いまわしたり、食中毒に感染している人の菌に触れた手指で調理することで、赤ちゃんの食事に菌がついて二次感染します。
食中毒を引き起こす原因となる菌や、注意すべき食品には次のようなものがあります。下記以外にも、O157などの病原性大腸菌などがあります。
・腸炎ビブリオ
主に魚介類。海水温が15℃以上になると活発に活動するため、夏場はとくに注意を。
・カンピロバクター
主に鶏肉などの肉類。生乳、飲料水にも。
・サルモネラ菌
主に肉類、卵や卵の加工食品。ペットのミドリガメなども保菌していることが多いため、触ったときは手洗いを。
・黄色ブドウ球菌
人の手指を介して感染。おにぎり、サンドイッチなど食物全般。