快適な室温になるようエアコンだけでなく湿度も調整を。
2歳前頃までは体温調節中枢が未熟で、暑さや寒さについては、おとなが注意深く調整することが大事です。エアコンの設定温度は、基本的に「外気温との差が5℃まで」になるようにしましょう。乳幼児のいる家庭では、室温は26~28℃くらいが望ましい温度です。※ただし35℃を超える猛暑日は、外気温との温度差よりも「室温」を優先してください。
また、体感温度は湿度にも左右されます。湿度が80%を超えると蒸し暑く感じ、60%以下だと涼しく感じますので、除湿機能を使うなど工夫しながら、室温を下げ過ぎないことを念頭におきましょう。冷たい空気は下にたまるので、エアコンの風向きを「水平」にしてサーキュレーターや扇風機を天井に向け、室内の空気をかく拌すると、体感温度は下がります。
また、エアコンの設定温度だけを見るのではなく、子どもがあそんだり寝ている場所の温度も見てください。おとなの背丈より低いところに寝かされている赤ちゃんの周囲は、冷たい空気がたまって冷えやすいです。扇風機やエアコンの風が直接当たらないように注意が必要です。