12~18カ月頃

夏の感染症を予防するには?

1歳3カ月の女の子です。少し人の多いところへ出かけたり、プールへあそびに行きたいと思っているのですが、夏も感染症が多いと聞き心配です。冬のようにマスクをした方がよいのでしょうか。予防のためにできることがあれば、教えてください。

お話: 小児科医 田村 幸子(たむら ゆきこ)

夏の感染症の多くは「飛沫感染」が原因。手洗いも有効です。

ご心配されているように、夏でも、感染症の原因となるウイルスや細菌は多く存在します。ただし、マスクは咳で自分の唾液を飛ばすのを防ぐには有効ですが、ウイルスや細菌はとても小さいので、外からの感染を防ぐことは難しいのです。飛沫感染を完全に予防することは難しいですが、しっかりと手洗いをすることや、飲み物を回し飲みしないこと、タオルを人と共有しないこと、などの対策である程度予防ができます。

【夏に流行しやすい感染症(一例)】
・手足口病:手足に発疹ができ、発熱する。口の中に口内炎ができる。
・咽頭結膜熱:高熱が続き、目やにが出たり、のどの痛みが出る。
・ヘルパンギーナ:高熱が出て、のどの痛みが強く出る。

また、プールの季節によく話題になる「水いぼ(伝染性軟属腫)」があります。夏にはやると思われがちですが、この時季にかぎった病気ではありません。これはウイルス感染によって小さないぼが出来るもので、一度できると広がりやすくかき壊してしまうこともあります。ピンセットでつまんでとる治療法や、漢方治療、1~2年かかりますが自然に治るのを待つ方法などがありますので、かかりつけの医師と相談してください。プールの水を介してうつることはありませんが、タオルや浮き輪の共有は避けましょう。

もしかかってしまったら、無理せず休ませましょう。

もし感染症にかかってしまったら、無理せずからだを休ませましょう。夏かぜは高熱になることが多く、体力を消耗しがちです。しかし、ほとんどの夏風邪の原因であるウイルスには抗菌薬は効果がなく特効薬がありません。エアコンを上手に使って部屋を涼しくし、水分をしっかりとって、ゆっくりからだを休めましょう。高熱でも元気があれば、シャワーを浴びてさっぱりさせてあげてください。

※記事の情報は2017年8月現在のものです。