引き出しにはカギをかけるなどの対策を。
たっち、あんよができるようになるこの時期は、転倒や転落の危険が増えてきます。ドアノブやテーブルの角に頭をぶつけたり、階段やベランダの段差で転んだりと目が離せなくなります。
また、扉を開けたり、引き出しから物を出したりしているおとなの様子を、子どもはよく見ているものです。引き出しやドアに指を挟んだりする事故も多くなる頃なので、お風呂場やトイレなどのドアは必ず閉める、危険なものがある場所にはカギをつける、などの対策を。
心配とはいえ、ずっと子どもから目を離さず生活することはできませんし、よく見ていても一瞬のスキに事故は起こるもの。あらかじめ対策しておくことが必要です。
改めて家の中をチェックしてみましょう。
具体的に次のような点をチェックしてみてください。
□誤飲・誤嚥・窒息の危険
・床や手の届くところに電池や硬貨、洗剤、医薬品、化粧品、たばこなどはありませんか?
・布団がやわらかすぎて顔が埋まってしまいませんか?
・ポリ袋をかぶったり、口に食べ物を入れたまま走り回っていませんか?
・豆、ナッツ類などかたい食品や、ミニトマト、ぶどうなど球状の食品を丸ごと食べようとしていませんか?
・節分の豆まきは個包装のものを使用し、子どもが拾って食べないように後片付けをしていますか?
□転倒・転落の危険
・テーブルや柱など、角がとがっている場所はありませんか?
・窓際に踏み台になるようなものを置いていませんか?
・階段やベランダなどの段差に柵はありますか?
・イスに座らせるときは転倒防止のベルトなどをしていますか?
・ベビーカーに乗せるときは安全ベルトをしていますか?
□やけどの危険
・暖房器具やポット、炊飯器が手の届くところにありませんか?
・ライターやマッチが手の届くところにありませんか?
□溺れる危険
・浴槽に水をためっぱなしにしていませんか?(3cmの残り湯でおぼれることも)
・おふろに入れるときはそばにいて、手や目を離さずにいますか?
□けがの危険
・事故の報告がある製品、リコールになっている製品を使っていませんか?
当てはまる項目がひとつでもあったら、危険防止の対応策を考えましょう。