7、8カ月頃

離乳食をほしがらないときは、あげなくてもよいのでしょうか?

7カ月の男の子です。2回食になってからあまり食べなくなりました。ほしがらないときはあげなくてもいいのでしょうか?

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

量よりも体験が大切です。

赤ちゃんも食べることにだいぶ慣れてくる頃です。食べる量には個人差もあるので、あまり食べなくても、母子健康手帳に載っている成長曲線に添った体重の増え方をしていれば心配いりません。赤ちゃんが食べなくなったら、無理強いせず、少量しか食べていなくても食事を切り上げてかまいません。
一方で、この時期はいろいろな食材の味を体験し、覚えることも大切。お母さんも大変ですが、食べ方の勉強中だと思って新しい食材を試したり、だし、塩、しょうゆ、みそ、砂糖などを少量味付けしてあげるなど、新しい味を体験させてみるのもいいでしょう。

授乳や食事の時間は乱さないように気をつけましょう。

離乳食を食べない場合は母乳やミルクを授乳のリズムに沿って飲みたいだけ飲ませてあげて。食べないからといって授乳間隔を短くしたり、1回食に戻したりしないで、授乳や食事の時間を乱さないように気をつけましょう。規則正しいと、その時間になると消化液がでるようになり食欲がでてくるようになると言われています。食事以外の時間は、外に連れ出したり、赤ちゃんが興味を持つおもちゃや絵本でたくさんあそんだりして、生活にメリハリをつけられるといいですね。

※記事の情報は2020年6月現在のものです。