食事に入る前に“準備の時間”を。

楽しいものが目に入ると気が散ってしまいますよね。食事に集中できるような環境を整えてあげましょう。食事に入る前に“準備の時間”を設けて、食事時間への切り替えをしましょう。

切り替えるためのポイントは3つ。

1）食事の時間になったら、おもちゃを片づけ、テレビを消してあそびの時間を終わらせましょう。子どもの視界に入るなかに、食事に関係ないものをできるだけ減らします。
2）お箸やスプーンなどをこどもと並べるなど、いっしょに食事の準備をします。子どもがやりたいことをまかせてみるといいでしょう。
3）食べ始めてから、親が中座して足りないものを取りに行くなどがないように、必要なものは用意しておきましょう。親もいっしょにすわり、「いただきます」の挨拶をしてから食事を始めましょう。

｢食べ終わってから」と目を見て伝える。

それでもテレビが見たいと言ったら、「食べ終わってからね」と目を見て伝えます。食事中にぐずるようなら「ごちそうさまの前に、最後に食べる？」と聞いて、食べないようであれば無理をせず食事を終了させましょう。
テレビを見終わって満足したあと、もしごはんを欲しがっても次の食事や間食の時間まではできるだけあげないで、水や麦茶などカロリーのない飲み物だけにしましょう。食事の時間はテレビを見る時間ではないと教えているのに、テレビを見終わってから食事をあげてしまうと、泣いて要求したら通ると思ってしまうからです。ふだんから、ごはんの前におやつなどをあげすぎず、おなかを減らしておくことも大切です。

※記事の情報は2020年10月現在のものです。