舌の押しつぶしができているか、を確認。
赤ちゃんのそしゃく力の発達をみてみましょう。
・初期(5、6カ月頃、ゴックン期)は、ペースト状の食べ物を唇を閉じて口の中にとりこみ、舌で前から後ろに送ってゴックンと飲み込むことを覚えます。
・中期(7、8カ月頃、モグモグ期)は、舌でつぶせるぐらいのかたさの食べ物を、舌と上あごで押しつぶしてから飲み込むように。舌は前後だけでなく、上下に動かすことができるようになります。
・後期(9~11カ月頃、カミカミ期)には、舌と上あごでは押しつぶせないかたさのものを、舌をつかって歯ぐきへ送り、上下の歯ぐきでつぶせるようになります。
まず、舌と上あごでつぶして食べられているかを確認しましょう。5mm角のゆでた絹ごし豆腐を口に入れると、赤ちゃんの唇が左右に引かれてスマイルしているように見え、そのあと、2、3回くらいもぐもぐして飲み込んでいるようなら、舌の押しつぶしはできています。この動きができていないときは、やわらかく煮たかぼちゃや人参などの根菜を一度マッシュにしてスプーンでまとめたものをあげて舌でつぶす練習をし、次第にふっくらと煮た野菜に挑戦していきます。