上手に使えるようになるまでと、割りきりましょう。
自分で食べたいという気持ちが出てきたのはよいことです。できるだけ赤ちゃんのやりたいように、やらせてあげたいですね。初めは服や床を汚したり、かんしゃくを起こすことも多いかもしれませんが、少し辛抱強く見守ってあげましょう。だんだん上手に使えるようになっていきます。お母さんは大変ですが、片付けやすいように新聞紙を敷くなど、できるだけおおらかな気持ちでストレスをためないよう、工夫してみてください。
12~18カ月頃
1歳半の女の子です。スプーンを使うのが楽しいらしく、いっしょうけんめいスプーンで食べようとがんばっています。でもまだうまく使えないことが多く、食事の途中でかんしゃくを起こすことが増えました。スプーンは持たせないほうがよいですか? 毎食だとさすがに参ってしまいます。
お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)
自分で食べたいという気持ちが出てきたのはよいことです。できるだけ赤ちゃんのやりたいように、やらせてあげたいですね。初めは服や床を汚したり、かんしゃくを起こすことも多いかもしれませんが、少し辛抱強く見守ってあげましょう。だんだん上手に使えるようになっていきます。お母さんは大変ですが、片付けやすいように新聞紙を敷くなど、できるだけおおらかな気持ちでストレスをためないよう、工夫してみてください。
なかなかうまくいかないときは、怒らないようなら手伝ってあげてください。スプーンに手を添えたり、合間を見てお母さんが口にいれてあげたりしてみましょう。
また、ヨーグルトやシチューのようなスプーンで食べやすいものを献立に取り入れて、口に運ぶ経験を積ませてあげるのも手です。
うまくいかずにかんしゃくを起こしても、叱ったり、スプーンを取り上げたりしないでください。お母さんが怒ると赤ちゃんも泣いてしまい、かえって長引かせてしまいます。やさしくなだめて励ましてあげるようにしましょう。
※記事の情報は2020年7月現在のものです。