離乳食の基本的な考え方とコツを専門家がアドバイス。

油脂や糖の誘惑にも負けない、「だし」のチカラを知っていますか?

人間の脳は生きていくために高カロリーのものを食べるようプログラムされているため、油や砂糖をおいしく感じるのは当たり前。しかし、高カロリーな食事ばかりになってしまうと生活習慣病などのリスクも高まることに…。
この脂肪や糖質への「執着力」に匹敵するのが、「だし」のうまみ。だしは、エネルギー源である「でんぷん」とセットになったとき、脂肪を食べたときと同等の快感を脳に与えることが、研究結果からわかっています。
つまり、日本人の昔ながらの食スタイル「ごはんとみそ汁」なら、過剰な油脂や糖に頼らなくても満足でき、カロリーのとり過ぎを防ぐことができるのです。

「だしっておいしい」という記憶は、幼い頃からの食事で培われます。

だしを構成する成分のうち、「うまみ」を好ましいと感じる味覚は生まれつき備わっていますが、「風味」をいい香りと感じる嗅覚は体験しないと身に付きません。だからこそ、できるだけ幼い頃から、「だしっておいしい」という記憶を脳にきざむことが大切です。
まずはごはんとみそ汁から、毎日の食卓に取り入れてみませんか。
油っこいものや甘いものは、成長するにしたがってどうしても食生活に入り込んできます。でも、幼いころに「だし」の体験があれば、味覚の基本がゆらぐことはありません。だしの味が分かる味覚は、一生の宝物なのです。