おとなにとってはささいな「違い」も、2歳の子には一大事。
「いつもお母さんが座っているいすにおばあちゃんが座った」――おとなにとってはささいなことに思えますが、じつは2歳ぐらいの子どもにとって、これは一大事なのです。
というのも、この時期の子どもは、「いつもと同じ」ことへのこだわりがとても強くなっているから。身じたくの順序、保育園までの行き方、おふろでどこから洗ってもらうかなど、環境や人、ものなどありとあらゆることについて、「同じ」がうれしいのです。それをおとなが勝手に変えると、小さな違いにも敏感に気づき、その変化をとても嫌がる――これは、この時期の多くの子どもに共通する特徴です。