生活リズムはできるだけくずさずに。
寝つきをよくするために昼間活動させたほうがいい、とよく言われますが、乳児期はあまり効果がないことも多いです。寝る直前にミルクをたっぷりあげても、起きる回数は同じだったという話もよく聞きます。
できるだけ夕方の遅めの時間に昼寝させない、ということはいいかもしれません。9時に寝て7時に起きるということですので、いい生活リズムができていると思います。夜中に起きてしまったときにもあそんだり明るくしたりせず、なるべくすぐに寝かせるようにすれば、リズムが大きくくずれることはないでしょう。
お母さんが楽な方法が一番。
休む間のない乳児期、赤ちゃんが寝ている間に家事をしたり、ひと息つきたいという気持ちもあると思うのですが、赤ちゃんといっしょに早めに寝てしまうのも手です。お母さんがふとんにいる時間帯は、比較的長く寝るということも聞きます。
歩けるようになるとよく眠る赤ちゃんは増えてきますので、それまでは家事もがんばりすぎず、いっしょにお昼寝するなどして、無理せずのりきってみてください。
沿い乳はおすすめですが、注意点もあります。
おっぱいをあげている人は添い乳が一番楽だと思います。添い乳をしているとおっぱいから離れがたくなるのでは、と心配する人も多いですが、一概には言えないことです。赤ちゃんが起きても、安心して再びすぐ眠りに入れること、かつお母さんが楽な方法が一番だと思います。
ただ、沿い乳には気を付けたい点もあります。
横になって、赤ちゃんから遠い方(上側)のおっぱいを飲ませるときは、覆いかぶさる姿勢になりがちで窒息の危険を伴います。反対側を飲ませるときは向きを変えて、常に「横になったときの下のおっぱい(赤ちゃんに近い方)」をあげるようにしましょう。
同じ姿勢での授乳が増えると、乳首に水ぶくれのような「白斑」ができたり、母乳がおっぱいの中に残ってしまい乳腺炎を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
また、中耳炎を繰り返す子どもの場合はリスクが上がるので、沿い乳はおすすめしません。
※記事の情報は2020年2月現在のものです。