機嫌よく過ごし、食欲があり、スムーズに排便できているようなら赤ちゃんのペースと考えて大丈夫です。
「便が毎日出ない」=便秘とはかぎりません。便が硬くてスムーズに出なかったり、痛みがあったりする場合は便秘の症状といえるでしょう。機嫌よく過ごし、食欲があり、スムーズに排便できているようなら赤ちゃんのペースと考えて大丈夫です。10カ月でしたら、消化能力も高まっていますので、以前より水っぽさも少なくなり、おとなにどんどん近づきます。量や回数もその子なりに定まってきます。
9~11カ月頃
10カ月の男の子です。離乳食の量が増え、おっぱいの量が減ってきたからか、最近、うんちがかたく、回数も減ってきました。便秘ではないかと心配です。食事で気をつけることはありますか。
お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)
「便が毎日出ない」=便秘とはかぎりません。便が硬くてスムーズに出なかったり、痛みがあったりする場合は便秘の症状といえるでしょう。機嫌よく過ごし、食欲があり、スムーズに排便できているようなら赤ちゃんのペースと考えて大丈夫です。10カ月でしたら、消化能力も高まっていますので、以前より水っぽさも少なくなり、おとなにどんどん近づきます。量や回数もその子なりに定まってきます。
母乳の量が減ってきたので、水分が少し足りないことも考えられます。食後や外出から戻ってきたときなど、赤ちゃんが飲みたいかなと思えるときに、湯ざましや麦茶を飲ませて様子を見ましょう。
食事で水分を補給してもよいでしょう。薄味のスープを毎食つけたり、シチューなどの水分たっぷりメニューなどもおすすめです。
また、排便を促す食品を積極的に取り入れてみるのもよいでしょう。たとえば、果汁、柑橘類やプルーン、さつまいも、ヨーグルト、納豆、きなこ、海藻、バターや植物油、寒天で作ったゼリーなどがあります。どの食材に効果があるかは、ひとそれぞれです。効果が感じられるものを食べさせてみましょう。
※記事の情報は2020年6月現在のものです。