12~18カ月頃

卒乳後の寝かしつけが不安です。

1歳3カ月の男の子です。添い乳でしか寝かしつけたことがなく、おっぱいをやめたあと、どうやって寝かしつければいいかわかりません。離乳食もよく食べるし、そろそろ卒乳を考えているのですが、寝かしつけのことを考えると思いきれません。

お話: 小児科医 佐山 圭子(さやま けいこ)

寝かせたい時間に眠くなるような生活リズムを習慣に。

おっぱいをやめるタイミングは、人それぞれ。お母さん自身が「今だ」と思うときがそのときだと思いますが、できれば、しっかり歩き始めてから(行きたい場所に歩いていけるくらい運動量が増えてから)がおすすめです。
自分で動けるようになると、おっぱいのことを忘れて夢中になってあそべるようになってきます。そのことを利用して、あそぶ、食べる(飲む)、寝る、などのメリハリをつけていきましょう。
午前中にからだをよく動かし、しっかりあそべると、お昼もよく食べ、午後一番にお昼寝ができるようになってきます。夕方からは、ごはんとおふろ→静かに過ごす→寝かしつけ、と寝かせたい時間に自然と眠くなるような生活リズムを習慣にしていきましょう。もしも保育園に通っている場合は、一定の生活リズムが身についていると思います。寝る直前はできるだけ静かに過ごす、ということを気をつけてみてください。

眠りに入るときの雰囲気づくりを。

眠りに入るときの雰囲気づくりも大事です。お部屋を静かに暗くして環境を整えるほか、お気に入りの方法を探っていきましょう。
好きな絵本を読んだり、お気に入りのぬいぐるみに「おやすみ~」と言ったり、「いっしょにねんね~」と抱っこしたり、お気に入りの肌ざわりのよいものを持ったり、お母さんとスキンシップをとったり、子守歌をゆっくり歌ったり、背中をやさしくとんとんしたりさすったり……。
子どもの好きな寝かしつけ方がきっとみつかりますので、最初は大変ですがいろいろと試してみてください。

※記事の情報は2015年11月現在のものです。