油は7カ月頃から、少しずつ使えます。
赤ちゃんは母乳や粉ミルクに含まれる脂質を、消化酵素(リパーゼ ※母乳自体や赤ちゃんの唾液に含まれています)を使って少しずつからだにとり入れています。
これに加えて食事からとる脂質を消化吸収するには、胃腸の発達や、消化酵素が赤ちゃんの膵臓や肝臓から充分な分泌があることが必要です。
油を使うなら、月齢が進んでからだが成長し、離乳食に慣れてきた7カ月頃からがよいでしょう。下痢などが起こらないか確認しながら、植物油やバターを少量ずつ与えていってかまいません。
脂質を少しずつ取り入れることで、赤ちゃんの消化吸収能力も発達していくとされています。1歳頃から、脂質消化酵素(リパーゼ)の働きがおとなの働きに近くなり、脂質を乳化する消化液(胆汁酸)の腸内濃度も高くなってきます。