秋はダニのフンや死がいのピーク。しっかり対策を。
梅雨から夏にかけてさかんに繁殖・発生したダニは、9~11月ごろに寿命を迎え、死がいになります。ダニの死がいを含んだほこりを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギーを引き起こす原因になることもあるので、引き続き注意が必要です。
7、8カ月頃
8カ月の幼児です。じめじめする梅雨の時季はダニが発生しやすいというイメージがありますが、乾燥してくる秋も対策が必要と聞きました。これって本当ですか?
お話: 小児科医 竹内 邦子(たけうち くにこ)
梅雨から夏にかけてさかんに繁殖・発生したダニは、9~11月ごろに寿命を迎え、死がいになります。ダニの死がいを含んだほこりを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギーを引き起こす原因になることもあるので、引き続き注意が必要です。
ダニは湿気を好むので、梅雨頃と同様に、まずは天日干しやふとん乾燥機などで、充分乾燥させましょう。干したあとに、掃除機をかけてダニやダニの死がいをとり除きます。ふとんをたたくとかえってダニや死がいを砕いて拡散させてしまうので、避けた方がよいでしょう。
ダニ対策は気になる季節だけ、というよりも、日頃からこまめに、長期にわたって続けていくことで効果が出てきます。「目に見えないから」と油断せずに、子どもが長い時間を過ごす場所や寝具は、こまめに掃除をすることを心がけましょう。
※記事の情報は2023年9月現在のものです。