自力で首を動かせる状態です。専門家に判断してもらって。
「首がすわった」とは、具体的に次のような状態をいいます。
(1)うつ伏せの状態で、自力で頭を持ち上げ、頭の向きを自由に動かせる
(2)縦抱きの状態で頭をまっすぐ保てる
(3)仰向けに寝かせ、両手を持って上半身を引き起こすと、からだといっしょに頭がついてくる
これら判断基準を全て満たした時に、自力で首が動かせる=「首がすわった」と判断します。3~4カ月健診で、必ず確認をする項目のひとつです。
ただ、うつ伏せに慣れていない子は泣いてしまって頭を持ち上げられなかったり、縦抱きで首がときどきかくんとしたり、ぐらぐらしている……といった微妙な状態をどうとらえるかは、親自身ではむずかしいもの。(3)の「引き起こし」についても、危険がないよう専門家が行う検査ですので、ご家庭では行わない方がよいと思います。
もし健診の際にまだ首がすわっていない場合は、別の日に経過観察のための健診をしたり、もう少しで首がすわるな、という場合は予防接種の際に主治医に確認してもらうようにするなど、それぞれの赤ちゃんの状態に合わせて保健師や医師などから細かい指示があります。
寝返りした、ハイハイした、歩いたという誰が見ても明らかなことと違い、首すわりはわかりにくいので、基本的には専門家に確認してもらいましょう。