加熱してあれば、ほぼ再冷凍できます。
「冷凍食材を解凍して、再冷凍するのはだめ」というのは、解凍したものを「加熱せずにそのまま再び冷凍する」という場合です。
理由は2つ。ひとつは、解凍して時間がたつと、細菌の繁殖が進むからです。時間がたっていなくても、食材が塊肉のように大きいものだと、中は解凍途中でも、外側は常温になって細菌が繁殖している、ということもあります。そのまま冷凍すると、細菌もいっしょに冷凍してしまうことになります。
もうひとつは、家庭用の冷蔵庫では急速冷凍ができないため、食材が凍るときの氷の粒が大きくなり、食材の組織が壊されてしまい、解凍したとき食材から水分(ドリップ)が出ておいしさや栄養が落ちてしまったり、食感がふにゃふにゃになってしまうためです。
冷凍の食材でも
- 流水や冷蔵庫で解凍してから加熱調理したもの
- 凍ったまま加熱調理したもの
は、冷凍してOK。加熱することで細菌が減り、食材の細胞内の水分も少なくなるので、食材へのダメージが少なくなります。自然解凍したものでも同じように、再冷凍する場合は加熱してください。
※ただし、白身魚のすり身や豆腐など、加熱しても再冷凍すると食感が変わってしまうものもあります。