おっぱいかミルクを飲めていれば大丈夫。
5カ月の赤ちゃんであれば、白湯やほうじ茶を飲ませる必要はありません。昔は今ほどミルクが研究されていなかったので、白湯を飲ませるように言われていたこともありました。現在のミルクでしたら白湯などで水分補給しなくてもよいでしょう。お風呂上がりも、おっぱいやミルクを飲ませてください。
発育や発達に問題がなく、おしっこも出ているようなら水分不足になっていることはないでしょう。
5、6カ月頃
5カ月の女の子です。白湯やほうじ茶を飲んでくれません。母乳やミルクだけで水分は足りているのでしょうか?
お話: 小児科医 佐山 圭子(さやま けいこ)
5カ月の赤ちゃんであれば、白湯やほうじ茶を飲ませる必要はありません。昔は今ほどミルクが研究されていなかったので、白湯を飲ませるように言われていたこともありました。現在のミルクでしたら白湯などで水分補給しなくてもよいでしょう。お風呂上がりも、おっぱいやミルクを飲ませてください。
発育や発達に問題がなく、おしっこも出ているようなら水分不足になっていることはないでしょう。
白湯やほうじ茶でお腹がふくれてしまうと、おっぱいやミルクが飲めなくなる可能性があります。ですが、白湯やほうじ茶には栄養がありませんから、その分摂取できる栄養が減ってしまうことになります。
とくに体重の増えがよくない赤ちゃんには、母乳やミルク以外のものをあげるのはおすすめできません。ミルクを規定外の濃度であげるのも避けましょう。
5カ月であれば、そろそろ離乳食もスタートしますね。でも、まだ母乳とミルクが中心の時期なので、それ以外の飲み物を飲まなくても心配ありません。必要がないから飲まないのであって、いずれはみんな飲めるようになります。
1歳前後になると外出も増えるので、外で気軽にお茶などで水分補給できると便利ですね。でも、飲めないからといってとくに悩むことはありません。
離乳食のあとに、「口をすすぐ」ために白湯などを飲ませたいと思う方も多いと思います。でも、まだ虫歯のリスクは少ないので、神経質になり過ぎなくても大丈夫。時間を決めずだらだら食べたりしていなければ、白湯などが飲めなくてもそれほどの問題になることはないと思います。
※記事の情報は2015年2月現在のものです。