食べ物の風味に慣れるまでは、時間がかかります。
子どもの好き嫌いには、その食べ物を食べ慣れておらず、受け入れるのに時間がかかっているという理由があります。また、おとなより咀嚼力が弱いので、かたかったり、かみにくいだけということもあります。
とくに野菜には、子どもには受け入れにくい風味のものがたくさんあります。たとえば、ピーマンの苦み、ナスの渋みと独特の食感、トマトの酸味、セロリの香りなど、おとなはそこがおいしいと思う特徴が、子どもにはおいしいと感じられないことも。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜や、ひじき、しいたけなどの「緑、黒」という色が嫌ということもあります。
これらは経験の差によるもので、繰り返し食べて経験することで、おいしく感じるようになってきます。おいしいと感じられるようになるまでどれくらいかかるかは、個人差があるようです。