果物と野菜では栄養素の種類が異なります。
果物は、野菜ほどにいろいろな種類のビタミン・ミネラル、食物繊維を含んでいるわけではありません。以下のように果物と野菜では含まれる種類が違います。
果物からとりやすい栄養……ビタミンC、カリウム、水溶性の食物繊維(ペクチン)など
野菜からとりやすい栄養……ビタミンC・A・B・E、カリウム、カルシウム、鉄、不溶性の食物繊維(セルロース)、水溶性の食物繊維(ペクチン)など
果物にもさまざまな栄養は含まれますが、野菜とは含まれる栄養素が違うため、少しずつ野菜も食べられるようになるといいですね。
果物は糖質が多めです。満腹感を感じやすく食欲がなくなる原因にも。
大好きな果物を食後のデザートに出すようにしているのは、よい習慣ですね。果物も野菜もビタミン・ミネラルや食物繊維を多く含んでいますが、果物は野菜よりも糖質が多めです。食べるとすぐにおなかがいっぱいになったと感じやすいので、本来必要なごはんやパン、麺などの主食、肉・魚・卵・大豆製品などの良質たんぱく質源が食べられなくなることも。
また、果物をたくさん食べ、他の食材もしっかり食べると、エネルギーのとりすぎから肥満につながる心配もあります。
果物だけが多いと甘味に慣れてしまい、甘いものが大好きになる心配もあります。野菜には、苦味、特有のくせ、繊維質があり、経験していくことで味覚の幅が広がります。
めやす量はありますが、体調や体重の増加に合わせてあげて。
1歳4カ月頃だと、1日の果物の量のめやすは50~100g。デザートで日に3回食べるのなら、1食で20~40g程度となります。とくにバナナは、果物の中では水分が少なくエネルギーが多いので、1日1本までと決めておくとよいでしょう。
ただ、しっかり食事を食べていて、成長曲線を見て体重増加が多すぎず、下痢などがなければ、あまり厳密にしなくて大丈夫。食欲に合わせてあげてください。おとなの1日の果物のめやす量が200gなので、多くても1日に200gは超えないようにするのがおすすめです。
味覚も成長していきます。慣れるまで、気長に野菜を出してあげて。
味覚もからだや心の発達に伴って成長していき、今は食べない野菜もだんだん食べられるようになるものです。野菜も少しずつ好きになってもらえるように、あきらめずに気長に出し続けてみて。慣れておいしいと感じられるようになるのを待ちましょう。
食事のときは、穀類と良質なたんぱく質源、野菜のそろった献立にして、子どもが食べられる分量を食べさせましょう。野菜は、チャーハンや炊き込みごはん、ハンバーグ、カレーやシチュー、豚汁など、食べやすい料理でかまいません。好きな果物と組み合わせた野菜入りの料理、たとえばりんごとゆでキャベツのサラダ、バナナと小松菜入りホットケーキなども試してみてください。
少しでも食べられたら、たくさんほめてあげてくださいね。
※記事の情報は2026年5月現在のものです。