一度に食べられる量が、少ないせいかもしれません。
まず、身長・体重の増え方は順調ですか? 母子手帳にある身体発育曲線に書き込んでみて、増え方がカーブに沿っているのか確認してみましょう。急に体重だけ増えている、ということがなければ、必要なエネルギーや栄養素に比べて、一度に食べられる量が少ないために、寝るころにおなかがすいてしまう…ということも考えられます。
寝る直前に食べても、夜中に嘔吐するなど変わったことがなく、朝食も食べられるようなら、今のまま食べさせていてかまいません。消化に時間のかからないごはんやパン、バナナなどの炭水化物を多く含むものや、乳製品などがよいですが、今食べさせているもので支障がなければ大丈夫です。食べたら歯みがきを忘れずにするようにしましょう。
間食の量や時間を変えてみるのも手です。
ただ、夜は消化器官も休息する時間です。体のサイクルに合うように昼の生活リズムや食事の時間も見直してみましょう。
2歳後半でしたら、朝・昼・夕の3食のほかに、午前・午後に1回ずつ補食としての「間食」を食べることが多い時期です。1回の食事の量が少ないようなら、間食をおにぎりやサンドイッチなどの軽食にしてみて、様子を見てください。
夕食の時間がとても早いようなら、午後の間食の量を増やし、夕食の時間を今までより遅めに調節してみましょう。食事のとき、さっさと切り上げてしまうのも、本当におなかがいっぱいなのか、食べさせてあげるともう少し食べることができるのか、少しデザートなどを用意してあげると食べる量が増えるのか…など、少しずつ試してみてください。
成長して1回に食べる量が増えると、夕食をしっかり食べ、そのまま眠れるようになると思いますよ。