よく見られる行動で、さまざまな原因が考えられます。
赤ちゃんが離乳食を吹き出してしまうというのは、よくあること。ずーっと続くというわけではなく「吹き出すのが楽しい時期もある」ということのようです。歯が生えはじめてムズムズするからかもしれませんし、口をよく動かせるようになって出してみるのを楽しんでいるのかもしれません。食べ物を吹き出すと、周りのおとなが反応するのがおもしろいということも考えられます。
ある程度食べてから吹き出すのでしたら、そうしたあそびを始めたら「食事は吹き出してはいけないですよ」と言って、片付けてしまいましょう。食事が足りない分は、今は食後の母乳やミルクで補ってかまいません。
新しい食材を試したり、大きさを見直すのも手。
そろそろ離乳食を食べることにも慣れてきた頃でしょうから、今までよりも少し粒の大きいものや、かたいものを取り入れたり、パンの耳のトーストなど、すぐにはかじりとれずにしゃぶっていられるものを手づかみさせても。新しい食材を試すなど、「吹き出さないで食べることは、おいしくて楽しい」と赤ちゃんが感じられることを探してみてください。
マナーを身につけるには、もう少し長い目で見ても。
8カ月のお子さんなら、生活リズムを身につけて、食事のときに空腹になっているようにし、機嫌よく食べることができれば充分です。
お話の内容を理解できるようになるのは3歳頃なので、そのころから姿勢よく座る、口に適量を入れる、口に食べものが入っているときはしゃべらないなどを教えていけばよいでしょう。
※記事の情報は2021年1月現在のものです。