子どもの心に届くかどうかと、体の発達段階にあわせて。
いろいろな絵本があるように、子どもの興味や発達もそれぞれに違います。したがって、絵本の対象年齢に「3歳から」と書かれていたからといって、それに左右されることはありません。1歳でも、その本を楽しめる子もいますし、3歳以上でも興味を示さない子もいます。自分の子どもが、「今どんなことを知っていて、どんなことに興味をもっているのか」を観察して、子どもの反応を確かめながら、いろいろな絵本を読んであげてください。
たとえば、男の子の場合は男の子を主人公にした絵本のほうが気持ちを動かしやすいでしょうし、2歳くらいの子どもですと、食べ物や乗り物には、よい反応を示します。
また、歩いたり両足でジャンプをしたり、ボールを蹴ったり、手先が器用になる時期ですから、それにあわせて体を動かす内容の絵本を選んであげるといいでしょう。
おすすめの絵本……「ぴょーん」(ポプラ社)、「ボール、みいつけた!」(ハッピーオウル社)、「はけたよはけたよ」(偕成社)など。