砂糖や脂肪が多すぎないものを選んで、適量に。
市販のお菓子はおとなを基準に作られているので、赤ちゃんには甘みが強く、糖分や脂肪分のめやす量を大きく超えてしまうこともあります。砂糖や脂肪の多すぎないシンプルなものや、ベビー用のお菓子を選んで食べさせましょう。
おとなと同じおやつを食べさせるのは、なるべく年齢が大きくなってから、3歳くらいからがおすすめです。
12~18カ月頃
1歳6カ月の男の子です。市販のお菓子やお惣菜はどの程度あげて大丈夫ですか? おやつにクッキーやゼリーをあげられたらと思っています。また、離乳食も卒業したので、そろそろ冷凍のコロッケなど、そのまま出せる惣菜などを使おうかなと思っています。
お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)
市販のお菓子はおとなを基準に作られているので、赤ちゃんには甘みが強く、糖分や脂肪分のめやす量を大きく超えてしまうこともあります。砂糖や脂肪の多すぎないシンプルなものや、ベビー用のお菓子を選んで食べさせましょう。
おとなと同じおやつを食べさせるのは、なるべく年齢が大きくなってから、3歳くらいからがおすすめです。
1歳半頃なら、おやつは1日1~2回、合わせて100~150kcalくらいがめやすです。お子さんの気持ちをくんで、市販の大人用のお菓子を与えるときは、表示を見て適量を取り分けて。
栄養バランスを考えると、お菓子は1日50kcalくらいにして、おにぎりや甘くないパン、食事でとれていないようなら乳製品や果物、いも類などを添えるのがおすすめです。
ベビー用のお菓子も、パッケージの表示の1回量を参考にしたり、1日のおやつ全体で100~150kcalくらいになるようにしたりしましょう。
夕食のおかずにそのまま出せる惣菜は便利ですね。でも、塩分や油脂分が多いと赤ちゃんのからだに負担がかかります。
たれやドレッシングが別添えのものや、肉ならササミやむね肉、赤身の部位を使った総菜など、できるだけ塩分や油の多くないものを選ぶのがおすすめ。かたい部分は取り除いたり、つぶしたり、揚げ物の油の量が気になる場合は衣を適宜はがしたりしてあげましょう。野菜など、ほかの食材と組み合わせて食卓に出すとよいですね。
※記事の情報は2022年10月現在のものです。