いつも同じ献立でも「3つのグループの食材」がそろえば大丈夫。
いつも同じ献立でも、(1)穀類やいも類などの炭水化物を多く含む食品、(2)肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などの良質なたんぱく質を多く含む食品、(3)野菜類、果物、海藻などビタミンミネラルを多く含む食品、の3つが材料としてそろっているのでしたら、いつも同じでかまいません。
たとえばごはんとみそ汁でも、ごはんにしらすやそぼろなどを混ぜ、みそ汁に野菜がたっぷり入っていれば大丈夫。トーストと牛乳だけでしたら、ミニトマトを添えたり、ピザトーストにしたりするなど、できるだけ「3つの材料」をそろえるように工夫してみてください。時間がない朝食は、お子さんが食べやすいものを選んで組み立ててかまいませんよ。
栄養バランスは1日全体で考えればOK。食材を幅広く摂ることは1週間単位で。
朝食で3つのグループの食材がそろわなかったときは、昼食やおやつ、夕食で、足りなかったグループの食材を積極的に取り入れるようにするなど、1日全体で3グループとも摂れていれば大丈夫です。
また、食品にはそれぞれ特徴があります。例えば、たんぱく質を多く含む食品グループは、どれも体内で利用されやすい良質たんぱく質を含みますが、魚には他にEPAやDHAなどの脂肪酸やビタミンDも含まれます。肉類では豚肉は他の肉類よりビタミンB群を多く含みますし、牛肉は鉄や亜鉛を多く含んでいます。できるだけ幅広い種類の食品を食べるようにするといろいろな栄養素をバランスはよく摂ることができます。1週間の単位でみたときに穀類・いも類、肉類・魚類・大豆製品類・卵・乳製品、緑黄色野菜・淡色野菜・海藻類・果物など、いろいろな食材を食べることができるように心がけましょう。