7、8カ月頃

アレルギーが心配で、たんぱく質に躊躇してしまいます。

7カ月です。そろそろヨーグルトや魚もあげたほうがいいとは思っているのですが、アレルギーが心配で躊躇してしまいます。

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

離乳食に慣れたら、たんぱく質も試してみましょう。

食物アレルギーの発症を心配して、特定の食物を食べ始める時期を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はありません。離乳期に特定の食物を除去することで食物アレルギーが予防できるのではなく、少しずつ摂取に慣らすことにより食物アレルギーを予防できると考えられるようになってきました。(『授乳・離乳の支援ガイド2019年改訂版』実践の手引き』P108より)
米がゆやいも類、野菜を合わせて大さじ2杯程度以上を食べられるようになり、離乳食にも慣れてきているようすなら、たんぱく質の多い食品も試してみましょう。7カ月なら、豆腐、鯛やカレイなどの白身魚、固ゆでにした卵黄から始め、プレーンヨーグルトや鶏ササミなども食べられます。

赤ちゃんの体調がよいときを選んで。

初めてのものを食べさせるときは、赤ちゃんの体調がよい日を選びましょう。新鮮な食材で、充分に加熱したものを与えてください。万が一何かの症状が出た場合でも、すぐに医療機関を受診できる時間がよいでしょう。1日1種類ずつ離乳食用のスプーン1さじから始め、赤ちゃんの皮ふや便の様子を見ながら量を増やしていきます。もし、湿疹があったり、ご両親や兄弟に食物アレルギーがあって心配な場合は、自己判断せずに専門医に相談してください。

※記事の情報は2025年2月現在のものです。