肥満傾向があるかは「身体発育曲線」のカーブで判断してみましょう。
一般的には幼児期は乳児期よりも体格がスリムになる時期です。
1歳頃までの肥満の多くは、幼児期(小学校入学頃まで)には自然と解消していくので将来の肥満との関連は少ないのですが、幼児期の肥満は学童期、思春期の肥満と関連し、成人の肥満へとつながりやすいといわれています(※1)。
体脂肪が減っていく幼児期に体脂肪が増えている状態であるというのは、肥満になる心配がありますが、太り気味だとしても、成長とともに標準的な体格になってきているのか、それとも幼児になっても体重増加が多いのかを確認しましょう。
そのためには1歳半健診時と3歳健診時の身長・体重を、母子健康手帳にある「身体発育曲線」のグラフにつけて成長曲線のカーブに沿って伸びているのかをみます。
■気を付けたい傾向
体重増加のカーブの傾きが標準より大きく、体重増加も多い場合は注意しましょう。
発育曲線の見方がよくわからない場合や、身長の伸びがあるときから横ばいの場合は、医師に相談しましょう。