すすめ方は?

1日2回食にし、食事のリズムをつけていきます。

午前と午後のできるだけ毎日決まった時間に食べさせます。まだ母乳やミルクから栄養を取っているため、離乳食のあとには授乳もたっぷりと。

いろいろな食材を取り入れていきましょう。

この頃からたんぱく質の食材が増えてきます。つぶしたりきざんだり、とろみを付けると食べやすくなります。おかゆや野菜も、粗くつぶして、やわらかい粒々が入るようにしていきましょう。

素材そのものの味やだしの風味を生かして。

ごく少量の塩やみそ、しょうゆが使えるようになりますが、まずは素材の味を伝えて。だしをひいて風味付けをしましょう。

離乳食には個人差があります。初めての食材は、1日1回1さじずつ、様子を見ながらあげましょう。

かたさのめやすは?

指で押したらつぶれる、絹ごし豆腐くらいのかたさに。赤ちゃんが舌でつぶせるようにしてあげます。

離乳食かたさのめやす 7、8カ月頃

どんな食材ならOK?

5、6カ月頃まで食べていた食材に加え、次のような食材も試せます。母乳で育てている場合は、不足しがちな鉄やビタミンDの供給源となる魚、肉、卵等を意識して与えましょう。

炭水化物

スパゲッティやマカロニ、コーンフレークや里芋など。

ビタミン、ミネラル類

ピーマン、アスパラガス、いんげん、さやえんどう、ぶどう、みかん、焼きのりなど、少し苦みや酸味のあるものも。

たんぱく質

鮭、たらなど少し脂身がある白身魚や、ツナ缶、鶏肉、全卵などもOK。納豆、こうや豆腐や乳製品(チーズ、ヨーグルト)も試せます。牛乳は離乳食の材料として使って。

1食の量はどのくらい?

  • 炭水化物:形状を変えたばかりの前半は7倍がゆ50g、後半は5倍がゆ80g(大さじ3~5くらい)
  • ビタミン・ミネラル類:野菜、果物を合わせて20~30g(大さじ1~2くらい)
  • たんぱく質:魚、肉なら10~15g(刺身1~2切れ、鶏ササミ1/4本くらい)。豆腐なら30~40g(大さじ2くらい)。卵黄なら1個~全卵1/3個。
  • ※ビタミン・ミネラル類、たんぱく質は加熱調理前の量です。

食べさせ方は?

平らなスプーンを下唇におき、上唇がおりてくるのを待ちます。

飲み込むのを待ってから、次の1さじをあげるようにしてください。自分で座れるようになったら、床や補助板に足底がつくいすに座らせます。

1日のスケジュール例

6:00授乳1
10:00授乳2 + 離乳食1
14:00授乳3
18:00授乳4 + 離乳食2
22:00授乳5

離乳食とミルクのバランス

ミルク60~70%
離乳食30~40%

栄養の半分以上はまだ母乳やミルクが主体。今までと変わらず、授乳のリズムに沿って欲しがるだけあげましょう。離乳食は、炭水化物、ビタミン、ミネラル類、たんぱく質の含まれる食材を組み合わせて。