離乳食を始めるめやす

一般的には、5、6カ月頃からが適切と言われていますが、肝心なのは赤ちゃんのからだが「離乳」を始めるための準備がととのっているかどうか。以前は「離乳食スタート前に果汁などを与えて慣れさせる」という考え方もありましたが、必要ありません。イオン飲料も脱水時など緊急の場合をのぞき、必要ありません。

下に書いてあることができるようになったら、「食べる」準備がととのった合図。赤ちゃんの様子をよく見て、おかゆ1さじから離乳食を始めてみましょう。

1首がしっかりすわっていて、寝返りもできる?

縦抱っこするときに首に手を添えなくても、自分で頭を支えられるようなら大丈夫です。

2お座りができる?

支えてあげるとお座りができれば、上半身がしっかりしてきた証拠です。

3食べ物に興味を示す?

おとなが食べている口元を見つめたり、自分も口を動かす、よだれをたらすなどが興味の現れです。

4スプーンなどを舌で押し出さない?

下唇にスプーンの先を軽くのせてみてください。
舌で押し出すなどいやがるうちは、まだ「食べる」ための口の準備ができていない可能性があります。

離乳食のすすめ方4ステップ

赤ちゃんのからだの発達に合わせて、大きく4つの段階に分けてすすめます。

1まずは飲み込む練習から。5、6カ月「ゴックン期」「初期」

これまで母乳やミルクを飲むことに特化してきた赤ちゃんが、まずは舌を使って「食べ物」を飲み込むことに慣れていく頃です。

下唇を巻き込んでゴックン

赤ちゃんをひざに抱っこして、下唇の上にスプーンを置き、自分から口を閉じるのを待ちます。舌を前後に動かして、ゴックンと飲み込む練習をする期間です。

かたさのめやすは?

ポタージュ状から始め、慣れてきたらヨーグルト状に。

離乳食かたさのめやす 5、6カ月頃

回数は?

1日1回。スタートして1カ月ほどしたら、1日2回に進めてもOK。

21日2食でいろんな味を試そう。7、8カ月「モグモグ期」「中期」

飲み込めるようになったら、次は口の中で食べ物を「つぶす」練習へ。食べられる食材が増えます。さまざまな味を試していきましょう。

口をしっかり閉じてモグモグ

5、6カ月頃と同じように、下唇にスプーンを置いて食べさせてあげます。舌を上下に動かし、口全体をモグモグと動かす練習をする期間です。

かたさのめやすは?

指でつぶれるくらいの豆腐くらいに。

離乳食かたさのめやす 7、8カ月頃

回数は?

1日2回。食事のリズムをつけていきます。

3いよいよ1日3食に。9~11カ月「カミカミ期」「後期」

「つぶす」ができるようになったら、徐々に形のあるものにトライ。手づかみ食べをしたがる子も出てきます。

歯ぐきで食べ物をカミカミ

舌を上下左右に動かして、形のある食べ物を「歯ぐきでかむ」練習へ。食べ物に手が届くよう、テーブルやいすも調整しましょう。

かたさのめやすは?

少し力を入れたらつぶれる、バナナくらいに。

離乳食かたさのめやす 9~11カ月頃

回数は?

1日3回。3回目はあまり夜遅くならないように。

4離乳完了まであと少し!12~18カ月「パクパク期」「完了期」

おとなの食事にほぼ近いものが食べられるように。手づかみ食べやスプーンを使うなど「自分で食べる」手助けをしていく時期に入ります。

自分で口の中に入れてパクパク

舌を自由に動かせるように。大きいものを持ったり、前歯でかじったりしやすいようサポートしてあげましょう。ひじの高さに合わせたテーブルやいすの用意をします。

かたさのめやすは?

歯ぐきでつぶせる、肉だんごくらいに。

離乳食かたさのめやす 12~18カ月頃

回数は?

1日3回。足りないようなら、補食(おやつ)を始めます。

離乳完了のめやす

形のある食べ物をかんでつぶせるようになって、一日のエネルギーや栄養素のほとんどを食事から摂れるようになったら、離乳が完了したといえます。

ただ、咀嚼力はまだ弱いので、かたさや大きさは赤ちゃんに合わせて調整しましょう。おとなとほぼ同じ食材、同じかたさのものが食べられるようになるのは、まだ先です。