5、6カ月頃

外出時も食事の時間を守るべきですか?

6カ月です。家族で出かけるのが好きで、毎週といっていいほど外出しています。これまでは離乳食の時間を避けて出かけていましたが、2回食に進めた場合、離乳食の時間はどうしていくのがよいでしょうか? 外出時も時間を守るべきですか?

お話: 管理栄養士 坂 弘子(さか ひろこ)

8か月頃までなら時間が守れなくても問題ありません。

家族での外出は、赤ちゃんにとっても楽しいことでいいですね。6カ月頃になると、睡眠やお昼寝などの生活リズムがだんだん整ってきます。離乳食も生活リズムの中に組み込んでいくことをおすすめしたいので、なるべくなら食事時間にかからないように外出できたらいいですね。
もし外出が食事の時間にかかってしまうときも、毎日でなければ大丈夫。6か月頃なら、まだ栄養の大部分は母乳やミルクからとっています。外出中に離乳食の時間になったら授乳をして、飲みたいだけ飲ませてあげてください。離乳食は時間が前後しても、家にいられる時間にあげればよいと思います。8カ月頃までは外出中は授乳だけですませ、離乳食は家にいる時間に食べさせるでよいでしょう。
離乳食は、母乳やミルクを吸って飲む動きから固形のものを食べる口の動きを練習し、食べられる食品の種類を増やしていく期間です。「経験する機会を増やせればよい」と考え、時間が多少ずれていても赤ちゃんが食べるようだったら、食べさせてあげましょう。夜遅くなってしまったら、2回目は食べさせてあげられなくてもかまいません。

9カ月を過ぎ、3回食になったら決まった時間に離乳食が食べられるよう工夫して。

もう少し赤ちゃんが大きくなって、9カ月を過ぎ3回食になったら、離乳食からとる栄養と授乳からの栄養が半々から離乳食の方が多くなっていきます。そこで、できるだけ決まった時間に離乳食を食べるように工夫するのがおすすめです。
ベビーフードやそのままでも食べられるバナナやヨーグルトなどを持参したり、離乳食がメニューにあるレストランを利用しましょう。気候がよければ公園のベンチなどで食べさせてあげるのもいいですね。お母さんやお父さんのリフレッシュにもなると思います。

※記事の情報は2024年9月現在のものです。