離乳食のすすめ方 5、6カ月頃(初期・ゴックン期)
初めての離乳食。「食べてくれるかな」と楽しみでもあり、不安や疑問がいっぱいかもしれません。
ママも赤ちゃんも無理せず、今日食べなくてもまた明日と、少しずつすすめられれば大丈夫。赤ちゃんの成長や体調によって、食べるペースにも個人差があります。様子を見ながら、焦らずゆっくりすすめましょう!
目次
スタート時期は?
すすめ方は?
1日1回、ほぼ決まった時間に。
離乳食は、午前の授乳タイムのなかに組み込みましょう。午後でもかまいませんが、できるだけ毎日決まった時間帯に食べさせましょう。
まずはおかゆから。それから野菜→豆腐・魚・卵黄へ。
最初は1日1回1さじから。すりつぶした10倍がゆから始めて、慣れたら少しずつ量を増やします。うんちの状態が変わらず元気なら、すりつぶした野菜や豆腐、白身魚、卵黄なども。新しい食材は1日1種類まで。1さじから試していきます。
※1さじは離乳食用のスプーン(フィーディングスプーン)1さじ
開始後1カ月くらいしたら、1日2回に進めてもOK。
慣れてきたら午前と午後の1日2回に進めてもOK。ポタージュ状のペーストから、ぽってりとしたヨーグルト状へと水分量を減らしていきます。
※離乳食のすすみ方には個人差があります。赤ちゃんの様子を見ながら焦らずすすめましょう。
かたさのめやすは?
ポタージュ状から始めます。食材をすりつぶして湯ざましやゆで汁などを加えると、とろとろになりやすいです。赤ちゃんが慣れてきたら水分を減らして、ぽってりとしたヨーグルト状に。
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どんな食材ならOK?
炭水化物
米(おかゆ)、じゃがいも、さつまいものほかに、6カ月頃からそうめん、うどん、食パンなど小麦粉を使った食材も試せます。
ビタミン、ミネラル類
かぼちゃ、大根、かぶ、人参、トマト、キャベツ、玉ねぎ、ブロッコリー、りんご、バナナなど、えぐみが少なくやわらかくなりやすい野菜がおすすめ。
たんぱく質
豆腐、かれいや鯛などの白身魚、しらす、卵黄など。肉類や卵白は7、8カ月以降に。
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1食の量はどのくらい?
始めて2週間を過ぎたら、順調そうなら食べるだけあげてOKですが、食後に母乳、ミルクが飲めるくらいまでに。
始めて1カ月頃のめやすは次の通り。ビタミン・ミネラル類、たんぱく質は加熱調理前の量を記載しています。加熱してすりつぶし、水分でのばしてあげましょう。
食べさせ方は?
下唇の上にスプーンをおき、口を閉じるまで待ちます。
食べ物をのせたスプーンを下唇の上にそっとおき、上唇で取り込んだらスプーンを引き抜きます。ひざに抱っこして、赤ちゃんの姿勢を後ろに少し傾けると食べさせやすいです。
1日のスケジュール例
6:00 | 授乳1 |
10:00 | 授乳2 + 離乳食1 |
14:00 | 授乳3 |
18:00 | 授乳4 |
22:00 | 授乳5 |
(1カ月たったら)
6:00 | 授乳1 |
10:00 | 授乳2 + 離乳食1 |
14:00 | 授乳3 |
18:00 | 授乳4 + 離乳食2 |
22:00 | 授乳5 |
5、6カ月頃の献立例
離乳食とミルクのバランス
ミルク | 80~90% |
離乳食 | 10~20% |
この時期はまだ離乳食ではなく、母乳・ミルクからほとんどの栄養を取ります。離乳食開始前と同様に、母乳・ミルクは授乳のリズムに沿って、欲しがるだけあげましょう。