きほんの調理テクニック
赤ちゃんはあごや舌の動き、消化機能が未発達。
離乳食を作るときは、赤ちゃんの発達に合わせて食べやすい“形状”、飲み込みやすい“かたさ”にすることが大切です。
※発達には個人差があるので、赤ちゃんのペースで、少しずつ進めていきましょう。
食中毒に気をつけて
赤ちゃんは細菌に対する抵抗力が弱いので、衛生管理に注意が必要です。
- 調理前はもちろん、生ものに触れたときも石けんで手洗いをしましょう。
- 食品の中心温度が85℃以上になるように、充分加熱しましょう。
- 調理器具はよく洗い、煮沸や熱湯をかけて清潔に。乾いたふきんで水けをふき取りましょう。
食べやすい形状にする調理法
裏ごす
繊維を取り除き、すりつぶすよりもなめらかに仕上がります。
すりつぶす・ほぐす
食材を小さくするとともに、繊維を細かくしてやわらかくします。
すりおろす
ほかの食材と混ぜやすくしたり、ふんわりとした食感にします。野菜や果物だけでなく、冷凍したパンでも。
きざむ
繊維を短くしてかみやすくします。5、6カ月頃では、きざんでから裏ごししたりすりつぶしたりして。
食べやすいかたさにする調理法
のばす
湯やだし汁を加えてかたさを調節します。5、6カ月頃はもちろん、7、8カ月頃以降も、裏ごし食材でスープを作るときなどに。
ゆでる
熱を通してやわらかくします。食材に合わせて、ゆで方は異なります。
とろみを付ける
「とろみ付け」の役割は、食べ物を口の中でまとめるのを助け、のど越しよく、飲み込みやすくすることです。